中国側は「南京大虐殺の文書」の積極的な役割を十分に発揮
2015-10-15 13:26
 

外交部(外務省)の華春瑩報道官は10日、ユネスコが「南京大虐殺の文書」を世界記憶遺産に登録する決定をしたことに歓迎の意を表し、規定に照らして、これらの貴重な文書が保護され、広められ、歴史を銘記し、平和を大切にし、未来を共に築き、人類の尊厳を守る積極的な役割を十分に発揮するよう確保したい考えを表明した。

「南京大虐殺は第2次世界大戦中に日本軍国主義が犯した重大な罪であり、国際社会公認の歴史事実だ。中国側の申請した資料は世界記憶遺産の審査基準、特に真正性や完全性という基準に完全に合致し、申請手続きはユネスコの規定に沿っており、全人類共通の記憶となるべきだ」と述べた。

報道によると日本外務省は10日、「報道官談話」として中国側申請資料の完全性と真正性に疑問を呈し、中立性公平性を維持しなかったとしてユネスコを批判し、ユネスコが再び「政治利用」されないよう制度改革を求めた。

華報道官は「事実の否定は許されず、歴史の改竄は許されない。日本側の言動は歴史を直視しない誤った姿勢を再び示した。中国側は日本側に対して、歴史に責任を負う姿勢で、侵略の歴史を直視し、深く反省し、過ちをしっかりと正し、中国側の申請に対してとやかく言うことやユネスコの正常な仕事に対する妨害や不当なつきまといを止め、実際の行動によって国際社会の信頼を得るよう促す」と述べた。

「人民網日本語版」20151012

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