劉暁軍総領事,福井県議会日中友好議員連盟交流会に出席
2019-10-31 10:39

    2019年10月31日、劉暁軍総領事は総領事館と福井県議会日中友好議員連盟との交流会に出席した。劉総領事はいまの中日関係と福井県対中友好交流について基調講演を行った。福井県議会前議長・日中友好議連会長田中敏幸、福井県議会議員西本恵一・辻一憲・佐藤正雄・渡辺大輔と総領事館館員たち約10人が出席した。

    中日関係について、劉総領事は次のように述べた。現在国際情勢は重大な変化を迎えており、不確定性と不安定性が増えている。グローバル化は止めることのできない時代の流れであり、各国の利益も緊密に繋がっている。中日は一衣帯水の隣国であり、引越しのできない隣人でもあり、共に担う責任と使命も益々重くなっている。新たな国際情勢は新時代の要請に相応しい中日関係を要求している。

    新時代の要請に応えるには、第一は思考を改め、政治的相互信頼を強化し、「互いに協力パートナーであり、脅威とならない」という共通認識を実行に移さなければならない。第二は各自の長所を生かし、実務協力を推進しなければならない。第三は人文交流を深化させ、国民感情を改善させなければならない。第四は国際的視野を持ち、国際社会における責任を全わなければならない

    福井県について、劉総領事は次のように述べた。福井県は中国と縁が深く、友好交流の歴史が長い。13世紀、福井県の道元禅師は中国に赴き修行したあと、日本へ戻り曹洞宗を創立し、日本仏教に大きな影響を与えた。20世紀、中国の文豪である魯迅と藤野厳九郎との国境を越えた師弟の友情は今も高く評価されています。中日地方の友好交流は新時代の要請と双方の期待に合致し、両国関係を発展させる重要な要素の一つでもあります。

    福井県が対中交流を進めるに、第一は友好都市関係を大切にする必要がある。福井県の友好都市である浙江省は経済力が高く、IOT・ビッグデーター・Eコマースと人工知能などの新興産業が高速な発展を遂げた。福井県はぜひこのチャンスを掴み、浙江省との友好関係を活かし、新ラウンドの改革開放に積極的に参加し、中国と互恵ウィンウィンの関係を築くことを期待している。第二は人文交流を力強く進める必要がある。より多くの福井県民に中国訪問していただき、より理性的・客観的・包摂的に中国を認識し、両国国民の相互理解と信頼を推進していただくことを期待している。第三は青少年間の交流を強化する必要がある。今年八月、当館は中部地域百人大学生訪中団を主催し、各界から熱烈な歓迎を受けた。学生の皆さんは中国訪問を高く評価し、本当の中国はマスコミの中の中国と違って活力に満ちていて、特にキャッシュレスなどが最も印象に残ったと語った。今年は中日青少年交流推進年であり、議員の皆さんはぜひこの機会を逃さず、より多くの青少年の相互訪問のためにチャンスを提供し、共に両国世々代々の友好を継承する新生代を育成していくことを期待している。

    福井県議会日中友好議連の議員たちは交流会の開催に感謝し、次のように述べた。総領事の講演は理論的で実情に適い、形式と内容が豊富で、深く感銘を受けた。議連の議員は幾度か訪中したことがあり、中国の日進月歩の発展と中日両国の共通利益の増加を直接感じた。目下、福井県は経済と社会改革の問題を直面しており、両国関係の安定的発展のため、中国側と携えって経済・文化・青少年などの領域の友好交流を強化し、実務協力を深め、両国国民に幸福を与えるよう努力して行く。

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