駐名古屋総領事劉暁軍「中日新聞」に署名入り文章を寄稿
2022-03-14 18:08

  3月13日、駐名古屋総領事劉暁軍は「中日新聞」に「希望あふれる宝地」をテーマに署名入り文章を寄稿しました。全文は以下の通りです。

二月二十四日、私は名古屋出身の友人、小島康誉先生と会見、歓談しました。先生は今までに百五十回余り新疆を訪れており、長期にわたって新疆の文化・教育事業に関心と支援を寄せ、まさに新疆民衆の古い友人といえます。

新疆と言えば、日本の皆さんにとってさぞ疎くないだろうと思います。NHKでは数回にわたって、新疆を含むシルクロード沿線の遺跡や風景を描いたドキュメンタリーが放送され、中日では大きな反響を呼んでいます。

小島先生から新疆の実体験を聞きました。一九八二年、初めて新疆を訪問したとき、高いビルは殆どなく、道端で羊を放牧し、ラクダで荷物を運ぶのが一般的でした。しかし、今は高層マンションが立ち並び、自家用車を持つ家庭も多くて中国沿海部と変わらないほどです。先生の話で言うと、今ではまさに「天地がひっくり返るほど」の大発展です。

私も日本赴任の前に、新疆に数回出張や旅行で行ったことがあり、行く度にはいつも新たな魅力と感動が味わえます。ウルムチの町中には各民族の特徴を色濃く映した施設は至る所にあり、夜は人々が国際大バザールのライトアップに酔いしれながら、民族を問わず、ウィグル美食や買い物を楽しんだり、広場で民族舞踊を踊ったりして、歓声にあふれています。多彩な文化と現代都市が完璧に融合され、自分も感嘆を禁じえませんでした。

九五年、中国の専門家と小島先生を代表とする日本人専門家による共同調査隊の長年のご努力により、中国の国宝、漢代の「五星出東方利中国」錦が新疆で出土しました。最近、これを題材とした舞踊劇が中国で上演され、漢族と少数民族の人々が面識のない他人から手を携えて故郷を守り、深い友情を築くまでの物語が描かれました。

  長い歴史を経て各民族が新疆で共に生活、繁栄し、切っても切れない共同体が結ばれ、人々の心を一つにしています。今、新疆は「一帯一路」の拠点と窓口として無限の可能性と魅力を秘めています。「百聞は一見にしかず」、コロナ禍が収まったら、ぜひ日本の皆さんにも新時代の新疆の美しさを自分の目で確かめていただければと思います。


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