王毅外交部長,ボンで岸田外相と会見 両国関係の政治的基礎強調
2017-02-20 10:36

ドイツのボンで20カ国・地域グループ(G20)外相会合に出席している中国の王毅・外交部長は現地時間17日、求めに応じ、日本の岸田文雄外相と会見した。

王氏は次のように述べた。今年は中日国交正常化45周年、来年は「中日平和友好条約」締結40周年で、双方はこれを契機とし、両国の先輩たちの初心を忘れず、両国関係発展の正反両面の経験・教訓を真剣に総括し、両国関係の政治的基礎を確実に守り、中日関係を正しい軌道に戻すことを目指すべきである。

王氏は次のように強調した。現在、中日関係は改善のチャンスを迎え、また挑戦〈試練〉もみられる。日本は最近、重大な敏感な問題でネガティブな動きが続き、両国関係の改善を阻害している。日本が約束を守り、言行を一致させ、両国関係の政治的基礎を損なうことを確実に防ぐことではじめて中日関係の真の改善を実現できる。

岸田氏は次のように述べた。今年は日中関係の発展にとって重要な年で、日本は日中の戦略的互恵関係を築く考えに従い、双方の間の意見の相違を適切に処理し、両国関係のポジティブな面を拡大し、日中国交正常化45周年の記念行事をしっかり開催し、日中関係の改善を図ることを願っている。日本は中国が提起した重大な懸念を重視しており、「二つの中国」や「一つの中国、一つの台湾」を支持せず、「台湾独立」を支持しないことをあらためて表明する。この立場は変わらない。

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