王毅氏,新型肺炎で茂木日本外相と電話会談
2020-01-27 15:29

    北京26日発新華社電によると、中国の王毅・国務委員兼外相は同日、求めに応じ日本の茂木敏充外相と電話会談を行った。

    茂木氏は次のように述べた。中国政府と人民は習近平主席の指導の下、新型コロナウイルスの感染まん延を断固押さえ込むため積極的かつ強力な措置を取っており、日本は敬意を表す。困難の時に力を出して助け合うのが真の友人だ。日本は中国とともに感染の脅威に対応し、中国に対し全面的に支持、支援する用意がある。

    王氏は感染予防抑制状況を伝えるとともに次のように述べた。中国政府は感染を高度に重視しており、習近平主席は何度も重要指示を出し、また旧暦新年初日に自ら会議を開き、再手配、再動員を行った。われわれは武漢と湖北地区を重点とし、中央から地方まで、全方位で重層的な予防抑制体系を構築し、各方面の取り組みを公開して透明性高く進め、現在、科学的に秩序よく急速に前進している。中華民族は大きな風波を経験し、数知れない困難や危険を乗り越えてきた。われわれは中国共産党と中国政府の指導の下、全国人民が心を一つに団結し、志を一つにしており、今回の感染を予防、抑制し、押さえ込む戦いに早期に勝利する能力も自信も完全にある。

    王氏は次のように強調した。感染の拡散を押さえ込むことは国際社会の共通の関心事である。中国は日本を含む世界各国と一緒に積極的に対応することを願っている。われわれはすでに世界保健機関〈WHO〉や関係国・地域、香港マカオ台湾地区に感染の最新状況を通報し、いち早く各方面とウイルスの遺伝子配列などの情報を共有した。WHOの専門家グループが武漢を現地視察し、中国の感染対応の有効な措置を高く称賛した。WHO事務局長も十分評価した。われわれは日本を含む国際社会の中国に対する理解と支持に感謝する。

    王氏は次のように述べた。人命は泰山より重い。中国政府は中国人民の生命の安全と身体の健康を守ることに尽力し、また責任ある態度で在留日本人を含む外国人一人ひとりの安全を保障し、またその合理的懸念を迅速に解決する。われわれは引き続き国際社会との意思疎通と協調を強化し、手を携えて感染の予防抑制にしっかり取り組んでいく。

    茂木氏は中国の努力を称賛し、中国が必ず感染を早期に終息させることができると信じていると表明した。

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