問1 コロナウイルスはどのようなウイルスですか?
発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで,人に感染を起こすものは6種類あることが分かっています.そのうち,中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの,重症化傾向のある疾患の原因ウイルスも含まれています.それ以外の4種類のウイルスは,一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めます.
詳しくは,日本国立感染症研究所「コロナウイルスとは」をご覧ください.
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html
問2 武漢市での新型コロナウイルス関連肺炎事例の概要は?
中華人民共和国湖北省武漢市において,令和元年12月以降,新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告され,中国を中心に,世界各国からも発生が報告されています.
詳細は以下のページを参照ください.
厚生労働省HP:「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
問3 新型コロナウイルスはヒトからヒトへうつるのですか?
新型コロナウイルス感染症の現状からは,中国国内ではヒトからヒトへの感染は認められるものの,ヒトからヒトへの感染の程度は明らかではありません.
過剰に心配することなく,風邪やインフルエンザと同様に,まずは咳エチケットや手洗い等の感染症対策を行うことが重要です.
問4 潜伏期間はどのくらいの長さですか?
潜伏期間は現在のところ不明ですが,他のコロナウイルスの状況などから,最大14日程度と考えられています.
他のコロナウイルスについては,国立感染症研究所「コロナウイルスとは」をご覧ください.
問5 発生状況や死亡者数は?
最新の状況については,厚生労働省HP:「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」の「◆発生状況について」をご覧ください.
問6 予防法はありますか?
一般的な衛生対策として,咳エチケットや手洗いなどを行っていただくようお願いします.
問7 武漢に滞在していましたがどのように対応すれば良いですか??
入国してから2週間の間に,発熱や呼吸器症状がある場合には,マスクを着用するなどの咳エチケットを実施の上,速やかにお住まいの地域の保健所に連絡し,医療機関を受診するようにしてください.その際,武漢市に滞在していたことを申告するようにしてください.
問8 日本政府ではどのような対応を行っていますか?
検疫所では,入国者及び帰国者に対するサーモグラフィー等による健康状態の確認に加えて,中国からの全ての航空便,客船において,入国時に健康カードの配布や,体調不良の場合及び解熱剤と咳止めを服薬している場合に検疫官に自己申告していただくよう呼びかけを行っています.
また,国内での感染拡大防止のため,原因が明らかでない肺炎等の患者を早期に把握し,適切に検査する仕組みを着実に運用しております.
詳しくは国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンスをご参照ください.
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
また,厚生労働省ホームページやTwitterで国民の皆様へ正確な情報を迅速にお伝えするとともに,海外渡航者向け検疫所ホームページ「FORTH」において,渡航者への迅速な情報提供及び注意喚起を行っています.
【情報発信サイト】
検疫所FORTH: https://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html
厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
厚生労働省Twitter:https://twitter.com/MHLWitter/status/1218053513495769088