恒久的に平和で普遍的に安全な世界の構築強調 王毅外交部長
2017-02-20 10:04

現地時間17日、中国の王毅・外交部長はドイツのボンで開かれた主要20カ国・地域グループ(G20)外相会合第2段階会議に出席し、「複雑な世界における平和の維持」について発言し、中国は平和的発展の道を歩み続け、世界の恒久的平和を守り、構築する国家としての役割をしっかりと果たしており、国際社会と共に努力し、恒久的に平和で、普遍的に安全な世界を構築し、共有していくと強調した。

王部長は次のように表明した。現在の世界は太平ではない。新しい情勢のなか、衝突を招く要因は一段と多様化し、関係は一段と複雑になり、影響は一段と大きくなっている。2015年、国連は「恒久平和」構想を打ち出したが、中国はこの試みを大いに評価しており、国際社会の恒久的平和を十分に確保しなければならないと考えている。そのために、以下のことに取り組んでいくべきだ。

第一に正しい理念に基づいて指導する。各国はゼロサム思考を捨て、共同、総合、協力、持続可能な安全保障観を確立し、「対抗せずに対話し、同盟を結ばずにパートナーになる」というパートナーシップを構築していかなければならない。これは習近平主席が人類運命共同体理念の中で打ち出した重要な主張であり、恒久的に平和で、普遍的に安全な世界を目指すための必須の道でもある。

第二に普遍的ルールに基づいて指導する。国連憲章の目的と原則を貫くべきで、特に各国の主権、紛争の平和的解決、内政不干渉などを尊重すべきだ。気に入れば受け入れ、気に入らなければ破棄するような行為をとるべきではない。憲章が確立した、安全保障理事会を中核とする集団的安全保障のメカニズムは、恒久平和を目指すための重要な保障であり、常に守っていく必要がある。

第三に総合的な手段により促進していく。衝突予防、平和維持、衝突後の復興などの活動は、すべて恒久平和の核心的要素であり、総合的な見地に立って設計し、統一的に調整する必要がある。介入行動をとる場合は、当事国と関係地域組織の意見に十分耳を傾け、安保理が判断し、決定を下さなければならない。平和維持と再建では、関連性を強化し、当事国の能力づくりを優先任務とすることを支持していく。

第四に包摂的協力を実現する。国連は主要チャンネルとしての役割を果たし、開かれた透明なプラットホームを各方面に提供し、協議を通じて合意を結集し、優位性による相互補完を通じて合力を形成すべきだ。G20などのメカニズムもそれぞれの優位性を生かし、そのために貢献すべきだ。

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